禁煙と眠気

授業中眠くて顔が上げられなくなった事や、会議の時に徐々に体が温まり、ついには目が開けられなくなってしまった事などは、誰しも経験があると思います。私も昔からよくこの症状に襲われていました。

今日は絶対に寝ないぞ、と気合が入っている最初の頃は全然大丈夫なのですが、時間が経つごとに頭がぼんやりしてきて、気づいた頃には目を細くシパシパさせている始末。ついには向かいに座っている人にバレて、恥をかいたり怒られたりを繰り返していました。

大事な時に寝るのはやる気がない証拠であり、気合いでどうにでもなる、というのが定説である事は分かっていましたが、あまりにもこの症状になってしまうので、しょうがないものである、と内心思っていたことを覚えています。ですが、社会人となり、運送関係の仕事についた時に状況は一変しました。
このままでは死んでしまう！という思いを何度もし、自分には向いていない仕事なのかもしれない、と辞める所まで追い詰められていました。

丁度その頃、周りでも禁煙が流行り始め、私も禁煙をしてみる事にしました。そう、私はヘビースモーカーだったのです。ひどい時には一日三箱吸っていました。
すると、今までの症状は一変し、運転中に眠たくなる事は一回も無くなりました。自分でも不思議なのですが、どうやら今まで煙草の煙によって、眠たさが引き出されていた様なのです。

今では酷い眠気に襲われる事なく快適に仕事ができる様になっています。
もし、喫煙者で酷い眠気に悩まされている人が居るならば、一度禁煙を試されてはいかがでしょうか。